『貴婦人と一角獣』展

貴婦人と一角獣」はフランスから国外に持ち出されたことは過去にただ一度だけで、アメリカのメトロポリタン美術館だけとの事。
また、東京展の時にNHKの日曜美術館での放送を見て、大阪展を楽しみにしていてやっと、今日行く事が出来た。

会場は照明を落としているので、最初はもう少し明るければと思ったが目が馴れてきて、西暦1500年頃にフランドルで羊毛と絹糸を用い一本一本手で織られたとされる6枚のタピスリーに見入ってしまった。
でその1面1面は人間の五感を表現している図柄との事。「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」そして、残りの1枚は「我が唯一の望み」との事。
絵に物語があるので時間をかけて観た後、デジタル大画面の部屋で、目で見えない所まで拡大で見せてくれたので印象に残った。
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折角出かけたので、高島屋百貨店で開催中の「暮らしと美術と高島屋」展を見に行く。百貨店は展覧会以外の売り場も楽しめるので午前11時に家を出て帰宅は午後7時を過ぎた。
各売り場を歩くと「いらっしゃいませ」と声を掛けられるので、面映い気分
になる。
そして、昨夜仕事のストレスが原因で10月末で仕事を辞めるとの電話が掛かった友人が「また着物を買ってしまった!!、呉服屋さんに行けば気持ちよく扱われて・・・」彼女は私より随分若いが一人暮らし、職場でのストレスを買い物で紛らわしているのでは?? と百貨店の店員さんの丁寧な応対で感じた。