映画を見に出る

朝起きると雨が上がっていた。
昨日に続き年賀状の絵を描いたが馬ばかり描いていると飽きてきたので今日は
鈴と海老の絵を描いてみた。
鈴の絵は以前描いた事もあるので枚数を少なめにし始めて挑戦する海老の絵を多めに描いた。
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午後、映画「利休にたずねよ」を見るために外出
今回、梅田に出たときにディスカウントショップで前売り券を買っていたので
映画館で座席指定券と引き換えて館内の喫茶店に入り時間待ちをしていると見覚えのあるご夫婦が入ってこられた。
5月にこの喫茶店で隣の席に座っていらして、ご主人が余命半年と言われたが
半年が過ぎこうして外出が出来るように成ったとの話をお聞きして印象に残っていたので、席は離れていたので私が店を出るときに声を掛けた。
以前に一度お目にかかった事を話すと思い出して下さった。
ご主人は今は抗がん剤も効かなくなり、より強い抗がん剤の服用との事。
でもこうしてお二人にお目にかかり嬉しかった事を伝え映画へ
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山本兼一の「利休にたずねよ」は2年前ぐらいに読んでいた。
お茶の茶道誌などに出てくる利休は侘び寂びの世界であるが、若き日の恋の回想場面では生の利休を見る事が出来た。
また、会話の少ない映画だったが海老蔵の一つ一つの所作は洗練されていて無駄がなく美しい映画だった。
海老蔵の父・今は亡き、市川團十郎さんが、利休の茶の師匠・武野紹鴎役で特別出演している場面を見ていて涙が出てきた。